
VERSANTで良い点を取りたいんだけど、模擬テストを受ける方法とかってないのかな?
VERSANTのテストに備えて実践に近いかたちで練習したいと思ってるんだけど、なにかいい勉強方法はないかなぁ。
VERSANTスピーキングテストの模擬テストを受けたいと思ったけどなかなか教材が見つからないあなた。
そうなんです、残念ながら2021年10月現在、VERSANTの模擬テストが受けられる教材がまだないんです。。
※まだ読むのはやめないでくださいね。笑
ただ、VERSANTの認知度も少しずつ上がってきているのは事実で、良い点をとるためになにかしらの対策は打ちたいですよね。
そこでこの記事では、VERSANTの模擬テストに近いカタチで試験対策をする3つの方法についてご紹介します。
この記事を内容まとめ
- VERSANTの模擬テストに近いカタチで学習する方法3選
- VERSANTの模擬テストとして使えるコンテンツ3選
- VERSANTの模擬テストの前に「英語の音」について学ぶべき理由
記事の後半では、VERSANTの各採点項目にあった学習方法についてもご紹介しています。
VERSANTの本番テストに備えてどう学習したらいいかが分かる記事になっているので、これからVERSANTの受験を考えられている方はぜひ最後までチェックしてみてください。
※VERSANTには”スピーキング”、”ライティング”、”プレイスメント(4技能)”の3種のテストがありますが、この記事ではVERSANT=VERSANTスピーキングテストとします。
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目次
VERSANTの模擬テストに近いカタチで学習するおすすめの方法3選

【悲報】VERSANTの模擬テストを受けられる教材はない
残念ながら、2021年現在では、VERSANTに特化した対策本や公式問題集のようなものが揃っていません。
TOEICであれば公式問題集があって、これを利用して模擬テストちっくに試験を受けることができています。
ですが、VERSANTは最近認知度が出てきたテストでもあるので、まだ本やネットのサイトでも対策本がほとんど存在していないのが実情なんですよね。
つまり、VERSANTテストの前になにか対策をしたいと思っている人は、自分で考えてVERSANTの点数アップにつながる学習をする必要があります。
とはいえ、まだテストを受けたこともないし、何から始めればいいんだろう。。
こんなお悩みを持つ方向けに、おすすめの学習方法についてご紹介します。
VERSANTの模擬テストに近いカタチで学習するおすすめの方法3選
まず模擬テストうんぬんの前に、VERSANTテストの基本であるテスト内容と採点項目を押さえておきましょう。
✓ VERSANTのテスト内容
パート | パート名 | 内容 | 採点項目 | 問題数 |
A | 音読|Reading | 画面に出てくる文章を指示された順序で読み上げます。 |
「発音」「流暢さ」 |
全8問 |
B | 復唱|Repeat | 聞こえてくる音声を聞こえた通りに復唱します。 |
「発音」「流暢さ」「文章構成」 |
全16問 |
C | 質問|Questions | 質問されたことに英語でシンプルに回答します。 | 「語彙」 | 全24問 |
D | 文の構築|Sentence Builds | バラバラに読まれる一文を、正しい順序に組み立てます。 | 「流暢さ」「文章構成」 | 全10問 |
E | 話の要約|Story Retellings | ショートストーリーを聞いてその内容を再現します。 | 「発音」「流暢さ」「語彙」「文章構成」 | 全3問 |
F | 自由回答|Open Questions | プライベートのことや社会問題に対し、自分の意見を英語で表現します。 | 採点対象外 | 全2問 |
✓ VERSANTの採点項目
採点項目一覧 | 内容 |
発音 | 文脈においてネイティブ同様に子音や母音を発音し、ストレス(音の強弱)を正しく置くことができているかを判定する。 |
流暢さ | 文を構築したり、読み上げたり、復唱するなかでみられるリズム、語句の切れ目、テンポの良さなどを判定する。 |
語彙 | 日常的かつ一般的な単語を理解し自在に表現できているか、また日常的な単語の形式・意味の理解と、それらの用法の熟達度によりスコアを判定する。 |
文章構成 | 文章構成は文単位の発話の中で語句や節を理解・把握・使用できる能力のことで、正確な構文処理と適切な単語・フレーズの使用の熟達度によりスコアを判定する。 |
これらの情報をもとに、おすすめの3つの学習方法をご紹介します。
補足
各テストパートの詳細については「英語スピーキングテスト"VERSANT"とは?」の"VERSANT テスト内容"の章をご覧ください。
①Youtubeを模擬テスト風に活用する
YoutubeでVERSANTテストの練習ができる動画があるので、それを見ながら模擬テストにチャレンジしてみましょう。
注意ポイント
練習用動画は「VERSANT practice」など、英語で検索して探します。日本人が投稿しているVERSANTはハウツー系で、直接的な練習になる動画がほとんどないです。。
VERSANTのテスト音声が流れる動画を見つけたら、模擬テスト風にその音声を使って学習してみましょう。
この動画での学習方法は次の3ステップです。
step
1質問の音声だけを聞く
Youtube動画の画面に音声の答えが出てくる場合があるので、画面は見ないようにしましょう。
step
2音声を止めて、英語で回答する
音声を聞き終わったら、すぐに動画の一時停止を押しましょう。
動画を出している人の回答音声がきこえてしまう場合があるためです。
動画を止めたら、聞こえた問いに対し英語で回答しましょう。
step
3画面を見て答えをチェックする
自分の回答ができたら、画面を見て答えをチェックしましょう。
このステップ1~3を繰り返して学習してみてください。
②TOEIC教材を模擬テスト風に活用する
TOEICのPart2~4を使ってVERSANT対策をしてみましょう。
TOEICのPart2は短い文章が読まれますよね。あれはVERSANTのパートBの「復唱」の練習になります。
学習方法は次のとおりです。
- ステップ1:Part2の問題と音声を用意
- ステップ2:一問に対し、問題文を聞き終わったら音声を止める
- ステップ3:聞こえた音声をそのまま復唱する
- ステップ4:回答文でもステップ2~3を行う
これだけで「復唱」のパートはかなり訓練することができるでしょう。
また、Part3~4はVERSANTのパートAの「音読」の対策として使うことができます。
こちらもPart3,4の音声を用意して、音声通りに発音する練習をしてみてください。
③オンライン英会話を模擬テスト風に活用する
3つ目の学習法は、オンライン英会話のスピーキングテストを受けてみることです。
人気のオンライン英会話の中には、登録者全員が追加料金なしで毎月スピーキングテストを受けられるものもあります。
こうしたスピーキングテストは、VERSANTと同様にAIで採点をし、発音や流暢さなどを簡易的に計測してくれます。
少しでもスピーキングテストというものに慣れておきたいと考える方は、オンライン英会話のテストを受けてみるのも一つの手かなと思います。
VERSANTの模擬テストとして使えるコンテンツ3選

具体的なコンテンツや教材を3つご紹介します。
VERSANTの模擬テストに使えるYoutubeコンテンツ
実際にVERSANTスピーキングテストの練習ができる動画がこちらです。
Kwestyonさんという外国の方が、VERSANTの練習ができる動画をあげています。
登録者数が17.2万人いて公式マークもついているので、ただの悪質な音声アップロードではないことがわかります。
さきほどの学習ステップを、具体的にこの動画に置きかえて説明してみますね。
step
1画面は見ずに音声だけを聞く
パートB~Fの全てで画面に音声の答えが出てくるので、画面は見ないようにしましょう。
補足
パートAは音読なだけなのでスキップしています。
step
2音声を止めて、英語で回答する
音声を聞き終わったら、すぐに動画の一時停止を押しましょう。
Kwestyonさんの音声がすぐに聞こえてしまうためです。
動画を止めたら、聞こえた問いに対して英語で回答しましょう。
step
3画面を見て答えをチェックする
自分の回答ができたら、画面を見て答えをチェックしましょう。
ポイント
他にもいくつかVERSANTの試験練習ができるコンテンツがあります。ぜひ「VERSANT practice」で調べてみてください。
VERSANTの模擬テストに使えるTOEIC教材
TOEIC教材は、間違いなく「公式問題集」がおすすめです。
先ほどご紹介した通り、TOEICのリスニングパートはVERSANTの模擬テストに使えます。
- TOEICのパート1,2:VERSANTのパートB対策
- TOEICのパート3,4:VERSANTのパートA対策
ポイント
他のTOEIC教材でもいいですが、必ず「音声」が付いている教材を選ぶようにしてください。
TOEICのパート1,2では、一文聞くごとに音声を止めて、その文を復唱(リピート)します。
TOEICのパート1,2の一文がちょうどVERSANTのパートBの一問の長さくらいなので、ちょうどいい対策教材になります。
TOEICのパート3,4は音声に合わせて発音できるようになることで、流暢さを鍛えることができるでしょう。
VERSANTの模擬テストに使えるオンライン英会話
VERSANTの疑似体験ができるオンライン英会話でおすすめは「ネイティブキャンプ」です。
ネイティブキャンプでは、登録者全員が毎月無料でスピーキングテストを受けることができます。
採点項目も「発音」「流暢さ」「語彙」「文法」と、VERSANTとほぼ同じ項目になっています。
VERSANTの対策の一つとして、ネイティブキャンプでスピーキングテストというものに慣れておくというのも一つの手かなと思います。
ポイント
スピーキングテストに限らず、ネイティブキャンプは英会話力をアップさせたい方におすすめです。こちらは「ネイティブキャンプの評判は良い?利用歴2年の筆者が徹底解説」で詳しくまとめています。
VERSANTの模擬テストの前に「英語の音」について学ぶべき理由

ここまでVERSANTの模擬テストとして使えそうなものを3つほどご紹介してきましたが、模擬テスト前に勉強しておいた方がいいことがあります。
これが英語の「発音」と「音声変化」についてです。
この2つは英語の発音をきれいにするためにめちゃくちゃ大事な要素ですが、勉強できている人が少ないです。
みなさんは英語の「発音」についてきちんと学習されたことはありますか?
英語の勉強をしていても、英語の発音記号について全て知っているし正しく発音できるという人は少ないでしょう。
ただ、こうした一音一音の正確さが、機械で採点するスピーキングテストでは大事になってきます。
発音についてまだ十分に勉強できてなかったという方は「【たったの46種類】英語の発音記号一覧と読み方・覚え方のコツをご紹介」を参考にしてみてください。
もう一つ、みなさんは「let it go」を何と読みますか?
アナ雪で流行ったこの曲ですが、多くの人が「レリゴー」と読むかと思います。
でもなぜ「レットイットゴー」ではなく「レリゴー」となるのかは説明できますか?
これが英語の「音声変化」です。この「let it go」も、音声変化のルールに従い音が変化しています。
この音声変化の法則を学ぶことで、英語の発音がよりナチュラルに(流暢に)なるでしょう。
英語の音声変化のルールは「英語の”リエゾン”とは|音声変化の3つのルールとリスニング力アップ法をご紹介」でまとめているので、まだ知らないという方はこちらもチェックしてみてください。
このように、模擬テストを始める前に、まずは英語の「音」についてサクッと学んでしまいましょう。
ポイント
抵抗感がある人もいるかもですが、発音であれば覚えるべきは十数個、音声変化であれば3つのルールしかないです。1週間で覚えられますよ!
これらを学んでから音読や復唱などの模擬テストをしてみた方が、結果的に「発音」と「流暢さ」を効率よく鍛えることができるでしょう。
まとめ:VERSANTの模擬テストができる教材は無し【学習方法を工夫しよう!】

今回はVERSANTの模擬テストに近いカタチで学習する方法と、具体的なコンテンツを3つずつご紹介しました。
VERSANTはまだまだTOEICと比べると知名度が低いので対策本が揃っておらず、勉強方法も確立されていないのが実態です。
そんな中でも、何とか工夫してVERSANTの対策ができるように、ぜひご紹介した学習方法を実践してみてください。
✓ VERSANTの模擬テストに近いカタチで学習するおすすめの方法3選
- Youtubeを模擬テスト風に活用する
- TOEIC教材を模擬テスト風に活用する
- オンライン英会話を模擬テスト風に活用する
個人的には、先に発音や音声変化などの「英語音」に関してサクッと勉強してしまった方が良いと思っています。
そっちの方が結果的に効率よく”発音”や”流暢さ”を鍛えられると思うので、ぜひ関連記事を参考にしてみてください。
本記事の内容は以上です。
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この記事が英語を話せるようになりたいと思っている人の挑戦の後押しになればうれしいです。
今回は以上です。